今日はお金を貯める方法について、お小遣いを絡めた家計管理の側面から考察してみます。
これから結婚する、もしくは結婚したての人は特に必見ですよ!
結論を言えば
お金の貯まりやすさでいうと夫が妻に給与全額を渡し、妻から夫へ小遣いを渡す制度とすべきです。
キーポイントは以下に示す貯金体質の公式とお小遣いの考え方の理解です。
「給与 ー 貯金 = (お小遣い含む)生活費」
では、いってみましょー
目次
結婚したときに夫婦間のお金管理ルールをどのように決めるか
結婚したときに夫婦間で同意をとらなければならないことのひとつに、お金をどう管理するか、というものがあります。
よく耳にするルールは以下の2つです。
よくある家計管理ルール
①夫と妻が毎月、お互いに生活費用口座に一定額拠出するパターン
②夫が妻に給与全額を渡し、妻から夫へ小遣いを渡すパターン
①は共働きで奥さんがバリバリ働く家庭に多く、②は専業主婦に多く見られる傾向があります。
それぞれのメリット・デメリットを見ていきましょう。
①夫と妻が毎月、お互いに生活費用口座に一定額拠出するパターン
■メリット
毎月いくら稼ぐのか、現在いくらもっているのか、今月何にいくら使うか、を相手に縛られる必要がありません。
お互いのプライベートが守られる。
これが生活費用口座に一定額拠出するパターンの最大のメリットと言えます。
■デメリット
家のことに大きな(もしくは突発的な)お金が必要になった場合、お互いの合意が必要になります。
大きなお金が必要なライフイベントに弱い。
これが生活費用口座に一定額拠出するパターンのデメリットと言えます。

筆者「例えば、住宅購入や投資などをしたいと思った際に、自分は○円拠出できるけども相手も△円出してもらいたいというようなケースです。
自分がやりたくても、このケースは相手の稼ぎや資産が分からないので、強く言えなかったりして、一方が多めに払う必要が出て来たり、不満や口論の元になりがちです。」
②夫が妻に給与全額を渡し、妻から夫へ小遣いを渡すパターン
このタイプは①と真逆の特徴を持ちますの。
■メリット
一言でいうと
お金が貯まりやすい。
です。
夫婦はお小遣い程度の少額を管理するお財布は互いに持ちはしますが、お小遣い額がよほど大きくない限り、大きなお金のまとまりは生活費口座にどっぷりつかっることになります。
■デメリット
夫がお小遣いをもらうということは、逆に言うと一旦給料の全額を妻に預けることになります。
これはつまり、お互いの稼ぎの額を知られなくないという気持ちよりも家の資産総額の成長を選択しているということに他なりません。
このタイプの人というのは自分の銀行口座の残高の成長も諦め、少額を残して家の資産に組み入れる方が多いでしょう。
よって
お互いの給料や資産が全部オープンになる。
ことになります。
これをデメリットに感じるかどうか、よく夫婦で話し合ってみると良いと思います。
お金を貯めたければお小遣い制にすべき
これから投資やライフイベントの成功にも大きく関与するとても大事な話をしていきます。
お金を貯めていく貯金体質を作るために頑張ってついてきてください。
そもそもですが、
貯金体質な家庭は以下の公式が成り立つことをご存知でしょうか。
貯金体質の公式
「給与 ー 貯金 = 生活費」
毎月、給与をもらったらまず貯金分を引いて、残りを生活費に回します。
定期預金はこの仕組みを強制化したものです。
逆に、生活費が余れば貯金するという考えに基づいた以下のようなタイプは貯金に向きません。
貯金に向かない人はこれ!
「給与 ー 生活費 = 貯金」



筆者「このタイプは生活費の膨らみを抑えられず、お金の利用用途を振り返ってみても、これは必要だった、あれは必要だった、あれこれ言い訳をつけて改善しようとしない傾向があります。
もちろん、お金を貯めるという意味では論外ですね。」
まずは貯金体質の公式を理解頂いて
「給与 ー 貯金 = 生活費」
を目指していただくことがお金を貯めるための第一歩になります。
さて、本題に入りましょうか・・・
冒頭でお話しした2種類の家計管理方法、お小遣いの認識が真逆であることに気づいていますでしょうか。
(再掲)よくある家計管理ルール
①夫と妻が毎月、お互いに生活費用口座に一定額拠出するパターン
②夫が妻に給与全額を渡し、妻から夫へ小遣いを渡すパターン
のうち、
①お互いに生活費用口座に一定額拠出するパターンは
夫婦のプライベート口座を”貯金”としてお小遣いをお互いに確保した後からさらに一定額を生活費に回します。
「給与 ー 貯金(お小遣い) = 生活費」
ここでいう”貯金”は家の資産という意味ではなく、個人の預金になるというのもポイントです。



筆者「まぁそもそもこのタイプは相手からお金をもらう行為はしないのでお小遣いではなく、交際費と捉えている傾向が多い気がしますね。」
一方で
②妻から夫へ小遣いを渡すパターンは
家庭の財産口座を”貯金”として、お小遣いを生活費の中にひっくるめて、食費や水道光熱費と同様に扱います。
「給与 ー 貯金 = 生活費(お小遣い)」
ここでいう”貯金”は家の資産そのものを表します。



筆者「つまり、お小遣いを”貯金”と思っているのか”生活費”と思っているのかが根本的に両者の間で異なっているんです。」
ここまでの議論をまとめると単純に
お金を貯めたければお小遣い制にすべき
と言えます。



筆者「もちろん、筆者の家計も
「給与 ー 貯金 = 生活費(お小遣い)」
でやってますよ。
これまでお小遣い3万円だったのが双極性障害にかかってから2万円に減らされましたが・・・泣」
ここで書いているようなことは結構、基本的なことですが貯金体質であることはインデックスファンドの積立投資などとも相性がよかったりします。
毎月一定額が引かれる金額積立を使うことで違和感なく長期間保有していけることは投資の成功に一歩大きく近づきます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今日は家計管理について述べてみました。
一度ルールを作ってしまうと走りながらの家計管理のルール変更は、夫もしくは妻のどちらかに不利益が生じることが多いため難しいと思われますので、最初によく話し合っておきましょう。
最後になりますが、筆者は結婚当時にこの本に出会ってから貯金体質を身に着けました。
絵も豊富で読みやすいので非常にお勧めです。
誰も教えてくれないお金の話 (Sanctuary books) [ うだひろえ ]
ではでは
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