筋トレはメンタルに有効? 筋トレ好きなのに躁鬱病になった筆者が考えること

トレーニング知識
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よくある系の“筋トレがメンタルにきく”的な話題について、筆者は思うわけです。

ずいぶん強引なアドバイスだなぁと

さて今日は、筋トレ好きなのに躁鬱病になってしまった、希少な人種とも言える筆者がこの話題にメスを入れます!

では、いってみましょうー。

(2019.1.14追記)
めっちゃ鬱の時にジム行けたことがあり、日記にしましたのでよかったらこちらも見て頂けると幸いです。

めっちゃ鬱だけど、なんとか気力振り絞ってジム行ってみた

【はじめに】筆者の筋トレ歴

まずは簡単に筆者の筋トレ歴について自己紹介させてください。

筆者が筋トレに目覚めたのは学生時代でして、サッカー選手のクリスティアーノ・ロナウド選手の肉体のカッコよさに憧れを抱いたのがきっかけです。

 

当時より、どうすればカッコいい体に慣れるのか、食事や筋トレの手法について日々研究を重ね、周囲にも筋トレのすばらしさを伝えすぎていましたのである意味ドン引きされていました汗。

 

気持ちのダレによって、ところどころ中断している期間がありますが、まじめにジムに通った期間を総計しても5年近くなると思います。

 

ひとつの到達点であるベンチ100kgには届いていませんが、ベンチプレス85kg程度の初心者は脱したかな?どうかな?程度のレベルです。

(今はもうMAX重量は気にしなくなりました)

ちなみに体型は身長170cm、体重65kg前後(時期による)です。

 

このブログも今でこそはメンタル系やお金系も書いていますが、元は筋トレとダイエットに特化した内容で記事を作っていました。

 

まぁ一言でいうと歴だけそこそこいってしまって、外見はさほど、でも筋トレ自体は大好きな人間です。

 

自分でも駄目だと思うのですが実力よりも知識先行タイプの人間です。

好きすぎていろいろ調べてしまうんです。

やり方わかっていても、なかなか筋肉つけるのって実際には難しいんですよね・・・

 

双極性障害Ⅱ型に自分がなるまでは”筋トレはメンタルに有効”という記事を書こうと思ってた

筋トレとメンタルの関係性はよく言われます。

“気持ちが晴れる”

といった表現のものから

“脳内で上司倒してやったわ”

的な過激なものまで多種多様です(笑)。

 

実際に筆者が2018年12月に双極性障害Ⅱ型(躁鬱病)と精神科医に診断される前は

“筋トレはメンタルに有効。だからみんなも筋トレ頑張ろう!!”

的な記事を書きたいなぁと思っていました。

※下記記事も併せてお読み頂けますと幸いです。

双極性障害Ⅱ型と診断されました。

 

実際にこれはありえる話です。

筋トレをすることによって脳内にエンドルフィンやドーパミンなどの精神高揚物質、さらには、男性ホルモンの正体であるテストステロンが分泌されるため、精神的に強まった状態が得られます。

 

世の中の筋トレ好きの人たちのほとんどのことを上記のことを“筋トレはメンタルに有効”と表現しているのです。

そして自分もそれについては同感ですし、流れに乗っかって記事を書かねばと思ってました。

 

※テストステロンの重要性については下記記事でも取り上げていますので、よく知らない方はどうぞ。

筋肉の成長にアルコールが良くない理由まとめ

“メンタル”という意味の広さが危険を伴う

“筋トレはメンタルに有効” という表現は誤解を生むのでは。と筆者は捉えています。

というより、普通の人が筋トレ後は清々しいっていうレベルで普通に記述しちゃって大丈夫なのかなと思うのです。

この原因はメンタルという言葉の範囲が広すぎるところにあります。

 

単にメンタル=一般的な気持ち、という意味で表現されることもあれば、

メンタル=鬱病という治療が必要な病気、という意味で表現されることもあります。

 

読み手、あるいは受け手、がどのように理解したかによって“筋トレはメンタルに有効”というアドバイスは安易になりかねません。

 

なぜここまで警告を鳴らすのか。

これはあくまで双極性障害Ⅱ型を患っている筆者が調べたところによるのですが、

鬱病患者の場合、そもそも筋トレするどころか、その日ベッドの上から動けないこともよくある。

そうなのです。

当たり前ですが、そんな状況の人に、
「筋トレすれば鬱は治るよ!」

的な話を安易にすべきではございません。

それが出来ないから困っているのであって、出来りゃ苦労しないのですから。

 

また、鬱病とは長く、孤独な闘いです。

治療に非常に長い時間を要します。

逆にすぐに立ち直れるぐらいでは、鬱病ではありません。

筆者もそうなのですが、鬱病患者はそういった自分の境遇をわかっているために、鬱病患者でない他人の安易なアドバイスに対して素直になれない傾向があります。

筆者は幸いにも動けない状態までいっていないため、筋トレをやること自体には問題はおきていません。
webライターとして、言葉の発信側の責任の重さ、そして、病気について学ぶことの大切さについて改めて気づかされました。

【仮説 / 体験】筋トレは鬱の予防にはなるかもしれない

これはあくまで仮説にはなりますが、

筋トレは鬱の予防にはなるかもしれないです。

 

断定はできないのですが、以下は筆者の体験の話です。

筋トレ好きな筆者ですが、部署異動をきっかけに生活リズムが一気にくずれてしまい、同時に筋トレもお休みしてしまっていました。

数カ月後に双極性障害Ⅱ型と診断されることになるのですが、自分が筋トレを続けていれば、ストレス因子に耐えられていたのか。

 

その答えは、誰にも分りません。

 

ひとつ言えることは筋トレを続けていた時期は楽しかった。

これだけです。

この思いは皆さんに伝えたいです。

 

ただやっぱり、忙しい時期でも筋トレをずっと続けられていたら、

双極性障害Ⅱ型を防げていたのかもしれないという後悔が筆者の中にはありますね。

ですが、いろいろ大変な時期であったのも事実ではあったので、まぁ仕方がなかったのかな。という思いも同時にあります。

 

人間やりたいこと全部出来たら悩まないでしょうから。。。

躁鬱病の筆者の今後

筆者は病欠期間の今、気持ちのリハビリを兼ねて、忙しかった時期を取り返すように筋トレに励んでいます。

筋トレをほんとに出来ないレベルの鬱病患者にならないためにも、今一度、筋トレの楽しさを肌で感じ、このブログを通じて皆さまにも伝えていけたら嬉しいです。

 

ではでは。

 

 

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