普段そんなにホテルに泊まることは出来ないけれども気軽に上級会員を体験してみたいという方は多いと思います。
そんな思いを最も安価に、贅沢に、そして簡単に叶えてくれるのがヒルトンホテルブランドでしょう。
今日はヒルトンのダイヤモンド会員を保持し、自らヒルトン通であると自負する筆者がヒルトン会員の全貌について解き明かしてみたいと思います。
この記事を読めば
ヒルトンホテルの上級会員制度の仕組みと一気に上級会員になるための裏技
が分かります。
では、いってみましょー
目次
ヒルトンホテルの会員制度について
一部の外資系ホテルや航空会社では自社顧客のリピート率を増やすべく、ステータス制度を取り入れています。
ヒルトンも例外ではなく、一年間に何度も滞在することで平レベルからシルバー、ゴールド、ダイヤモンドと順に階級が上がっていき、上級会員になることが出来れば、仮に最安クラスの部屋を予約したとしても、以下のようなサービスを受けることが出来ます。
ここで注目すべきはゴールド会員で朝食無料になるところ、ダイヤモンド会員でラウンジの利用ができることでしょう。
特にゴールド会員に対して朝食無料サービスを提供するホテルブランドは大変珍しく、ライバルであるSPGマリオット系列のホテルでは提供されません。
さて、次に各ランクになるための条件を記載しておきます。
ヒルトンホテルの上級会員になるための宿泊条件(正規ルート)
・シルバー会員:通常4回の滞在もしくは10泊
・ゴールド会員:通常20回の滞在もしくは40泊
・ダイヤモンド会員:通常30回の滞在もしくは60泊
ここで滞在数と宿泊数の意味の違いを抑えておきましょう。
滞在数:ホテルにチェックインしてからチェックアウトするまでを1滞在とカウント
宿泊数:ホテルに泊まった日数を1日ごとにカウント
例)
1泊2日で泊まった場合=>1滞在1宿泊としてカウント
3泊4日で泊まった場合=>1滞在3宿泊としてカウント
になります。
上級会員になるための条件は滞在数のほうが宿泊数よりも緩いので如何に滞在数を稼ぐかがポイントになります。
(コラム)滞在数を上手に稼ぐためには?

(読者の声)同じホテルに3泊する場合でも1泊ごとにフロントでチェックアウト・チェックインの手続きをすれば滞在数を稼げるのでは?
そう思われた方も多いでしょう。
残念ながら同一ホテルでの連続したチェックインチェックアウトは滞在回数としてはカウントされない規定となっています。
ここでのポイントは同一ホテルという点です。
ということは・・・
違うホテルであればOKです。例えば以下のケース
・ヒルトン東京ベイ(1日目)=>ヒルトンお台場(2日目)=>ヒルトン東京ベイ(3日目)
・ヒルトン沖縄北谷リゾート(1日目)=>ダブルツリーbyヒルト
このようにホテル名が違えば滞在数としてカウントオッケーです。もちろんホテルブランド名が異なっていても構いません。



(筆者)特にバンコクやクアラルンプールなんかは同地域にヒルトンブランドが密集しててホテルホッピングが捗ります。
ヒルトンホテルの上級会員に一泊もせずになる方法
さて、話を上級会員取得に必要な旅行日数に戻しましょう。
普通に考えれば、旅行が趣味程度の一般のサラリーマンにとってはシルバー会員になるのがやっとだと思います。
ただ諦めてはなりません!!
ヒルトンには年間に一泊も必要とせずに上級会員になれる抜け道がいくつか存在するのです。
ヒルトンホテルの上級会員に一泊もせずになる方法(抜け道)
・シルバー会員:
=>ヒルトン・オーナーズVISAクラシックカードの発行で自動付帯
=>ヒルトンプレミアムクラブジャパン(HPCJ)への入会で自動付帯
・ゴールド会員:
=>ヒルトン・オーナーズVISAゴールドカードの発行で自動付帯
・ダイヤモンド会員:
=>ヒルトン・オーナーズVISAプラチナカードの発行、且つ年間120万円の決済
正直、朝食無料がついてくるゴールド会員で満足できるのであれば、年会費1万円程度のクレカのゴールドカード発行で自動付帯するので一番コスパ良いです。
一方でダイヤモンドまで目指すのであれば、年会費66,500円のプラチナカードを発行し、さらに年間決済額も120万円必要なのでそれなりにハードルが上がります。
逆にシルバー会員は受けられるベネフィットが薄いため、わざわざ目指す必要はないのですがヒルトンプレミアムクラブジャパンには入会をお勧めします。
ヒルトンプレミアムクラブジャパンについて
ヒルトンプレミアムクラブジャパンとは日本と韓国の対象ホテルでの宿泊25%割引とレストラン最大20%割引などの有料の会員制サービスです。



シルバー、ゴールドなどの会員制度とは独立した別の会員制度なので注意してください。
入会金は無料。年会費は25,000円(税込み)で、一年ごとに更新となりますが、更新時にヒルトンで使える10,000分円のクーポンがもらえます。
また一般のクレジットカードの付帯サービスで初年度年会費無料というのをよく見かけるので、入ろうと思っている方でもまずは手持ちのクレカの中に同様のキャンペーンがないかチェックしてみるのをお勧めします。
ちなみに筆者が持っているセゾンゴールドアメックスカードでは以下のキャンペーンを見つけることが出来ました。
このようなキャンペーン見つけられたあなたは幸運です。
特にデメリットが存在しないため、期限内に入会されることを強くお勧めします。
(裏技)ダイヤモンド会員は格安で買う方法
さて、ここまで紹介してきた方法はあくまでヒルトン側が用意した正式な抜け道であって裏技ではありませんでした。
※これから、この章で紹介する方法はヒルトン側が認めた方法ではありませんので実施される方はあくまで自己責任でお願いします。
その方法とは・・・
「90日間のダイヤモンド会員をヤフオクで買う」
です。
え??どいうこと?
と思われた方も多いでしょう。
はい。そうです。
確かにヒルトンのダイヤモンド会員は以下のようにオークションで出品されていることがあります。
これはどういう仕組みかというと筆者が察するにステータスマッチの悪用だと思われます。
ステータスマッチとは、他のホテルで上級会員を既に取得している場合、ヒルトン側に申し出ることで90日間の仮のダイヤモンドステータスを得ることができるというものです。
ステータスマッチの仕組み自体はヒルトン側が用意した元から存在する方法です。
本来、同一人物に会員ステータスは付与されるすべきなのでしょうが、オークションで入札した人の名前で出品者がヒルトン側にステータスマッチ申請を行うことでこの闇取引が成り立っているとものと想定されます。



(筆者)ステータスをお金で売りたい出品者、ステータスをお金で買いたい入札者、ずさんな管理体制のヒルトンの3社で成り立っているようだな。
(補足)ヒルトンのステータスマッチについて
ステータスマッチ制度について多少補足しておきます。
ステータスマッチに成功すると、まず90日間限定でのダイヤモンド会員資格をお試し体験することが可能になります。その最中にヒルトンに4滞在するとその後1年間ゴールド会員資格、8滞在するとダイヤモンド会員資格を延長して獲得することが出来ます。



(筆者)直近で旅行や出張が控えている場合にタイミングを見計らってステータスマッチ期間をスタートさせることで短期間で上級会員資格GETの条件を満たすことが出来ます。
※ちなみにライバルのSPGマリオットホテルもステータスマッチ制度を行うことがありますが、そちらはステータスマッチ期間中であっても上級会員資格をお試し体験することは出来ません。あくまで条件達成のスピードが速まるだけになります。如何にヒルトンが優遇されているかお分かり頂けるかと思います。



ステータスマッチ期間中はどうしてもヒルトンに泊まる回数が多くなるため、前述のヒルトンプレミアムクラブジャパンでの宿泊料金25%オフをうまく駆使しながら費用を抑えるとよいでしょう。
ヒルトンダイヤモンド会員 × ヒルトンプレミアムクラブジャパンの組み合わせは最強なので個人的にも皆さんに是非一度体験してもらいたいです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
少々長くなりましたがヒルトンの会員制度についてまとめてみました。
ホテル上級会員制度について少しでも興味を持っていただいたのであれば幸いです。
ではでは。
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